初心者向きの通貨ペアはこれ!知っておきたい各通貨の特徴

会社によっては「50ペア」もの通貨ペアを取り扱っているFXの世界。
これだけ数が多いと「どの通過ペアなら利益を上げやすいの?」と、誰しも気になるのではないでしょうか。
ここでは、数ある通貨ペアの中から初心者向けの組み合わせをピックアップ。また、トレードのスタイル別に向いている通貨も紹介します。

①取引のリスクを軽減させるためにFX初心者が通貨ペアを選ぶポイント

FX初心者が通貨ペアを選ぶときに重要なポイントは3つあります。
まず、取引量が多い通貨ペアを選ぶことです。取引量が多いということはすなわち、売買したい人が多くいて注目されている通貨ということです。

取引する人が多いだけ流動性が高く、比較的、狙ったタイミングで売買しやすい傾向があります。また、注目度が高いため、テクニカル分析がしやすいと言えるでしょう。

素直な値動きをすることが多く、初心者におすすめです。逆に取引量の少ない通貨ほど、突発的な要因で価格が大きく動いてしまうこともあります。ギャンブル性が高いので、初心者は手を出さないようにしましょう。

具体的なおすすめの通貨は米ドルです。世界の基軸通貨の米ドルは為替レートがよみやすく、日本人にもなじみのある通貨です。まずFXをするのであれば、米ドルをおすすめします。

次に、スプレッドが低い通貨であることが2個目のポイントです。FXトレードにおいては、取引コストを抑えることが重要です。まだトレードに慣れていない人はどうしても相場がつかみにくく、不安感から取引回数が多くなる傾向があります。
スプレッドは通貨ごとに違いますので、取引コストの低い通貨でトレードするようにしましょう。

最後のポイントは、対円通貨以外の通貨ペアでのトレードはFXを始めたばかりの頃は避けることです。つまり、ユーロ米ドルやポンド米ドルなど対円になっていないペアです。

通常、日本人はFX口座に入金している通貨が円のため、円以外の通貨を売買すると一度円を米ドルに換金して、ユーロやポンドを注文することになります。トレーダー自身が円→米ドル→他の通貨を注文、という手続きをするわけではありませんが、厳密に言えばそのような手続きが行われているのです。

そのため、取引にかかわる数種類の通貨の値動きや政策金利など、それぞれの国の経済状況なども考えてトレードしなければなりません。 分析するために必要な情報量も増えるため、FXを始めたばかりの初心者はまず対円の通貨ペアで慣れていった方がいいでしょう。

②初心者向けの通貨は米ドル

米ドルは世界の基軸通貨であり、日本人にとっても一番馴染みがある海外の通貨と言っていいでしょう。また、普段の生活の中でもアメリカに関する情報は手に入りやすい環境にあります。

FX会社によりますが、基本的にスプレッドも狭く設定されており、取引量が多いので流動性が高く、自然な値動きをするので初心者でも分析がしやすいところもポイントです。

FXのおすすめ通貨のイメージ

米ドル以外に初心者に向いている通貨

米ドル以外で初心者に向いている通貨はユーロ円です。米ドルと並んで代表的な通貨であり、取引量が多くあります。スプレッドの幅もドル円についで狭く設定されていて、ドル円が動かない時にはユーロの取引が増えるということもありました。

ただしユーロは、いくつもの国が使っている通貨ですから、米ドルよりも政治情勢に左右されやすい面があります。ギリシャ危機のときは他の国で支援しましたが、ユーロの信用がゆらぎかけました。ユーロ圏にある、どこか一つの国でも問題があるとユーロの価値が下がってしまう可能性があり、その点が米ドルよりも難しいところです。

欠点は、スワップ金利は低めに設定されていることです。スワップポイント狙いの方は他の通貨を選びましょう。

ユーロ円以外だと、豪ドル円をチェックしてみるのもいいのではないでしょうか。取引量は少なめですが、豪ドルをはじめとする資源国通貨は資源価格と連動しやすい傾向があります。

資源の輸出先である中国の影響を受けやすい特徴もありますので、オーストラリア、日本、アメリカ、中国の経済状況に気をつけましょう。

③スワップポイント狙いに向いている通貨ペアは?

トルコリラ円 南アフリカランド円 メキシコペソ円 米ドル円 豪ドル円 NZドル円
政策金利 10.75% 6.25% 7.00% 1.75% 0.75% 1.00%

スワップポイント狙いの通貨ペア選びは難しいところです。かつては豪ドルやNZドルが政策金利が高めで狙い目でしたが、2020年2月現在ではかなり政策金利が低くなってしまったため、高い利益を狙うのは厳しい状況。

トルコリラや南アフリカランドなどは政策金利が高めですが、経済や政情などの理由で為替相場が大きく変動するリスクがあります。場合によってはスワップで得た利益以上の損失を被ってしまう危険もあるので、初心者に向いているとは言えないでしょう。

特に初心者は損切りのタイミングを逃す傾向があります。「スワップポイントがつくから」と、長期にわたり保有し続けて塩漬け状態になることもよくある話なので注意しましょう。

④スキャルピングに向いている通貨ペアは?

スキャルピングに向いている通貨ペアは米ドル円とユーロドルです。スキャルピングは回数を重ねて利益を得る短期取引方法ですので、他の取引手法に比べてコスト(スプレッド)がかかります。そのため、一番重要なことはスプレッドが狭い通貨ペアで取引してコストを減らすことにあります。

加えて、トレンドの方向感をつかみやすい流動性の大きい通貨ペアを選ぶ必要があります。米ドルもユーロも取引量が多く、スプレッドが他の通貨よりも狭くなっています。値動きも予想通りに動きやすいので、短期トレードに適した通貨といえます。

FX会社もなるべくコストが少なく、約定力の高いところを選びましょう。

⑤FX初心者にあまり向いていない通貨ペアとは?

FX初心者には、価格変動性(ボラティリティー)が高い英ポンド円はおすすめできない通貨ペアです。値動きが非常に激しいため投資家泣かせであると同時に、それを利用して利益を狙うデイトレーダーに人気の通貨です。

国民投票で決まったEU離脱のような情勢の変化だけでなく、英ポンドは一見なんでもないような経済指標発表でも投機筋が示し合わせたかのように大きく相場を動かすことがあります。その激しい値動きゆえに参加する人もいますが、一方で破産するトレーダーも多くいます。

動きが読みにくく難しい通貨ペアなので、初心者がいきなり手を出すのは避けた方がいいと言えるでしょう。

⑥FX通貨の特徴をわかりやすく紹介

ここでは、各国の通貨の特徴についてまとめます。

日本円

日本円は、米ドル、ユーロに次ぐ取引量があり、世界3大通貨の一角といわれています。政策金利が非常に低いことも特徴ですが、それ以外にも安全資産として有事の際に買われる傾向があります。

米ドル

世界の基軸通貨です。FXの取引は米ドルを介して行われるため取引量も多く、円と同様に有事のときに買われやすい通貨です。経済ニュースなども多く、日本人に一番なじみがあるので投資初心者にも向いています。

ユーロ

欧州統一通貨を採用する経済圏で使用される通貨です。米ドルに比べて値動きが大きく、ユーロ圏内にあるそれぞれの国の影響を受けやすい状況にあります。米ドルに不安要素があると、ユーロが買われる傾向があります。

英ポンド

4番目に取引量が多い通貨です。「殺人通貨」、「悪魔の通貨」などと呼ばれることもあり非常に値動きの激しい通貨として知られています。投資家による意図的な売買で大きく変動を起こすのが特徴です。

カナダドル

カナダは石油や天然ガスなどの天然資源や農作物を輸出する資源国家。そのため、資源価格や商品価格に大きく影響されますが、NZドルや豪ドルより安定した値動きをします。WTI原油価格と連動した動きをすることが特徴で、ほかにアメリカの経済動向にも影響されます。

豪ドル

豊富な資源国家のため資源価格に影響される特徴があります。5番目に取引量の多い通貨ですが、価格変動は大きめです。

ニュージーランドドル

主な産業は畜産や酪農による農業、畜産物の加工品のため、農産物の価格に影響されます。

スイスフラン

6番目の取引量の通貨です。政策金利も低く、相場の変動が少ないことが特徴です。スイスは永世中立国ですので、戦争など有事の際のリスク回避通貨として買われることがあります。

南アフリカランド

高金利通貨として知られる南アフリカランドは、取引量が少なく、鉱物などの資源価格に影響されやすい通貨です。特にプラチナの産出量が世界1位なので、プラチナ価格に影響を受けやすいことが特徴です。

トルコリラ

南アフリカランドより高金利として注目されることも多い通貨です。ただ隣国の経済動向にも影響を受けやすく、中東問題をかかえており、地政学的リスクがあることは無視できません。

⑦まとめ

  • 初心者は、売買している人が多く取引量が多い通貨ペアを選ぼう
  • まずは米ドル円のペアから始めて慣れていきたい
  • 政局不安な国の通貨や、ボラティリティーの高い通貨は避けた方が無難

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